色々な薬と薬のケース

ヘルペスはポピュラーな病気のひとつで、成人のほとんどが病原体の単純ヘルペスウイルスに感染しています。ほとんどの人は発症すると性器周辺や口の周辺または口内に皮膚に水疱(水ぶくれ)や潰瘍(びらん)ができますが、チクチクとした強い痛みの症状が出ます。放置しても自然に治癒しますが、完治するまでに1週間かそれ以上かかります。ヘルペスの病原体は細菌ではなくてウイルスなので、細菌用の抗菌薬を服用しても効果はありません。

バルトレックスはヘルペス治療用の薬で、錠剤型タイプの内服(飲み薬)です。薬を飲むと体内でウイルスの増殖が抑えられるので、自然治癒よりも短い日数でヘルペスを治すことができます。性器または口唇ヘルペスが発症した時にバルトレックスを飲んで治療を開始すると、治癒するまでに要する期間を大幅に短縮することができます。ヘルペス治療でバルトレックスを服用する期間は5~10日間ですが、ほとんどの場合は薬を飲み始めてから数日以内に治癒します。何もせずに自然治癒させる場合は1週間以上にわたり不快な症状に悩まされ続けますが、バルトレックスを飲むことで短期間で痛みの症状から解放されます。ヘルペスの水ぶくれが破裂すると大量のウイルスが排出されて他の人に感染させてしまう恐れがあるので、伝染を防ぐためにも発症した時はなるべく早く治す必要があります。

バルトレックスは飲み薬なので、口の中や性器内側の粘膜の部分などのように外用薬を塗布することができないような場所に発症した場合でも高い治療効果を発揮します。初めてウイルスに感染して発症した場合だけでなく、再発した際もバルトレックスを服用して治療をすることができます。薬の服用方法ですが、性器・口唇ヘルペス治療であれば1回1錠(500mg錠)を1日2回飲みます。再発した際の服用期間は5日間ですが、感染してから初めて発症した場合は5~10日間です。

バルトレックスの有効成分(バラシクロビル)は、単純ヘルペスウイルスの他にも帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える効果も持ちます。このため、帯状疱疹の治療をする目的でも使用されるケースがあります。帯状疱疹の治療をする場合は、ヘルペス治療とは飲み方や飲む量が違うので注意が必要です。帯状疱疹を治療する場合には、1回につき2錠を1日3回服用します。標準的な治療期間は7日間で、毎日薬を飲み続ける必要があります。

発症後の治療だけでなく、性器ヘルペスの予防のためにバルトレックスを服用する方法もあります。性器ヘルペスの予防をする場合は、1日1錠を毎日服用し続けることができます。ヘルペスや帯状疱疹を短期間で完治させるためには、体内のウイルス数が少ない発症初期のなるべく早い時期に薬を飲み始めることが大切です。もしも薬を飲むタイミングが遅れてしまうと、症状が治まるまでに要する日数が長くなってしまう恐れがあるので注意しましょう。ヘルペスが発症する時は最初に痒みの症状が出たり、皮膚の表面に小さな水ぶくれができるので、異変に気づいたらすぐに薬を飲んで治療を開始することが大切です。

バルトレックスの有効成分のバラシクロビルは、体内でウイルスの増殖を抑える成分に分解されます。この成分がウイルスのDNAに取り込まれると、DNAの伸長が止まってしまうのでコピーを作ることができなくなってしまいます。DNAのコピーができなくなることで、単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスが体内で増殖をするのを防ぐことができます。バラシクロビルは、既に存在するウイルスを不活性化させることはできません。そのため、体内でウイルスが活動を開始して増殖して爆発的に数が増えるまでに薬を飲むことが大切です。

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